〔045〕両神山 (1,723m)
2002年08月31日(当時53歳)
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予想外に時間が掛かった甲武信岳登頂後は両神山への最短コースである落合橋に車を走らせる。 落合橋駐車場に着いて登山口を見てみると登山道は通行止めとなっていた。
当日は
朝6時出発、気温21℃、通行止めの登山道を行ける所まで行くことにする。本当に危険なら引き返すつもり。 尾根道に入り行き成りの急登、登山道は整備されておらず丸木橋も朽ちかけている箇所が多い、崩落部分もあり通行止めはうなづけるが、これくらいのスリルがある方が面白い。直登コースの名の通り、登り一方の道を1時間30分で山頂に着く。 時間はまだ7時半、道中、誰にも会わなかったし山頂にも誰も居ない。これまでの山より標高が低いため雲海が間近に広がる。
昨日に続き下山路で後悔する
今日はピストンの予定であったが、あまりにも早く着き過ぎたので八丁峠に足を伸ばすことにする。(これが大きな誤算となる)下っては登り、下っては登りの繰り返しで幾ら歩いても標高が一向に下がっていかない(昨日の甲武信岳と同じ)。 最初は喜んでいた鎖場も数え切れないほど現れて嫌気が差してくる。
こんな険しい尾根道で短パンの白い足がまぶしい女性とすれ違った。
「この先、険しいですよ。」と話しすると、「以前来たことがあるから知っている」と言う。 知っていて来たのか! 俺ならこないぞ。 奥穂高に行くトレーニングとか、若いのにベテランなんだ。
標高が下がらないまま1時間40分で八丁峠に着く。
ここから一気に下り全工程4時間20分で駐車場に戻る。
沢で汗を描いた体を洗う、水が冷たく温泉に入るより気持ちが良い。
癖になりそう。
”落合橋”の駐車場、ここで車中泊した。
奥に見えるのが ”八丁峠”への登山口。 周回してあそこに戻る予定。
危険通行止の標識とロープが張ってある ”直登コース”の登山口。
兎に角、行けるところまで行ってみる。
登り途中から見た山頂には、けったいな物が立っていた。
航空測量の目印とかで山頂の雰囲気が台無しになっていた。
1時間30分にて ”両神山”(1,723m)に着く。
直登コースはスリル満点だった。 雲海が手に取るように広がる。
”両神山”の山頂より見た ”甲武信岳”(2,475m)、雲取山(2,017m)、
その間から小さく ”富士山”が覗いていた。
雑記
今回も相棒のエルグランドで3泊の車中泊となったが、真夏なので寒さ
対策しておらず防寒着はジャンパー程度だったので寒くて眠れなかった。
次回は真夏でもシュラフを積んで行こう。
今回の3日間の遠征で3山を終え、一路、神戸に車を走らせる。
埼玉県秩父市中津川
標高差:583m
'03年度の日本百名山遠征
標高を下げて行くとガスの中に入ってしまう。
ガスが出て来ても関係なくくさり場が続く。
『日本百名山』 山頂から八丁峠へ連続するくさり場がしんどかった。
りょうかみさん
深田久弥著の「日本百名山」から
あたかも巨大な四角い岩のブロックが空中に突き立っているような、一種怪異なさまを
呈している。 古くから名山として尊崇されているのも、この威圧的な山容からであろう。
それはどんな山岳重畳の中にあっても一目ですぐに、それと判る強烈な個性を具えている。
Road Map :R299の志賀坂トンネルを抜けたところから八丁トンネル側への林道に入る。
Route Map:林道の落合橋から尾根筋の登山道から登り、下山は八丁峠側へ下る。
落合橋から ”両神山”まで1枚も写真を
撮っていなかったのに後から気付く。
”両神山”の山頂から ”八丁峠”側へのくさり場に入って行く。
山頂には余りにも早く着き過ぎたので ”八丁峠”側に足を延ばす
ことにしたが、この選択はくさり場が多過ぎて失敗だった。
最初は楽しかったくさり場であるが、前東岳、東岳、西岳とピークがある毎に多くの
くさり場が出て来るので、後半は疲れてターザンごっこに飽きて来た。
くさり場は好きなので最初は楽しく遊ばせて頂いたのだが・・・
くさり場の通過で疲れたのか、”八丁峠”からの
下山の写真を1枚も撮ってなかった。 これには後悔する。
2023年11月14日改定